2015年11月19日（木）名古屋市内において、公開講座を開催いたしました。本講座は泥土リサイクル協会が主催し、関係省庁および（一社）石膏ボード工業会の後援、廃石膏ボードリサイクルに取り組まれている全国の各団体に協賛していただきました。 公開講座の開催にあたり、事前に排出事業者であるゼネコンの現場技術者の方々にアンケート調査を実施し、排出側と利用側の両方であるゼネコンと、廃石膏ボードリサイクルをビジネスとして取り組まれている企業のニーズが、現状でマッチングしているかを検証し、調査結果を公開講座でご報告いたしました。 またパネルディスカッションでは、廃石膏ボードを固化材等で利用する立場にあるゼネコンが、今後石膏系固化材を利用するためには、どのように啓蒙していけばいいのかなど、ご参加いただいた皆さまからは、ゼネコンの生の声を聞くことが出来て大変良かったとの評価をいただきました。 本協会では、皆さまからのご要望があれば、今後もこのような講座を開催し、建設汚泥のリサイクルおよび産業副産物の有効利用促進に寄与していく所存でございます。勉強会・講習会の企画がございましたら、本協会にご相談いただければ幸いです。

プログラム

• ご挨拶
  （一社）石膏ボード工業会　専務理事　林宏治氏
• 講演1「廃石膏ボードリサイクルにおける問題点と課題の変化」
  （一社）泥土リサイクル協会　コミュニケーションズマネージャー　西川美穂
• 講演2「社会実装に向けたガイドラインの重要性について」
  福岡大学工学部　社会デザイン工学科　教授　佐藤研一氏
• 講演3「廃石膏ボードリサイクルの成功／失敗とは」
  富山高等専門学校　物質化学工学科　教授　袋布昌幹氏
• パネルディスカッション
• 閉会

(一社）石膏ボード工業会　林専務理事より開会の挨拶	パネルディスカッションの様子