世界的な取り組みとして浸透してきたSDGSやサステナビリティに対する意識が高まりつつある昨今、企業は単なる利益の追求だけでなく、法令の遵守、環境への配慮、社会貢献等についても総合的な企業価値の向上に取り組まれています。とりわけ、社会資本整備としての公共性が高い、建設業ならびに廃棄物処分業においては、地域社会の環境負荷に長期に亘る影響を及ぼすことから、社会的責任の大きい業種です。

一方、建設副産物のリサイクルについては、関係省庁の取り組みや国土交通省の「リサイクル原則化ルール（平成18年6月12日）」等のリサイクル発展を経て、成長期から維持・安定期に入ってきたと考えられており、今後は、リサイクルの「質」の向上が求められています。

このような背景から弊会では、泥土リサイクル促進を助長するための取り組みとして、排出事業に従事する知見者を中心とした『泥土リサイクル活性化プロジェクト』にて、本業界における脱炭素・資源循環型社会を実現するための問題点や課題について議論を重ねながら、発生土利用団体とのネットワーク構築を目指しています。具体的には、①関係法令に基づいたステークホルダー毎の責務と役割を整理、②泥土リサイクルに関する基礎知識の共有と斬新な教材作り、③公開講座や会員企業向けの勉強会、Webセミナーの開催等、様々な啓発活動に取り組んでいるところです。

本書は、これまで弊会にお問い合わせをいただいたご質問ならびに、本プロジェクトにおいてメンバーの方々から意見集約をした泥土リサイクルに対する疑問や考え方について、指し示した読本です。人（MEN）、方法（METHOD）、機械（MACHINES）、材料（MATERIALS）、検査（MEASUREMENT）、モラル（MORAL）、金（MONEY）の7つのカテゴリーを縦軸と横軸に分類し、それらの相関関係を捉えた事柄を整理しております。

発注機関・コンサルタント様には無償配布にてご提供しております。皆様の建設汚泥のリサイクル計画における参考資料の一つとしてお役立ていただければ幸いに存じます。

主な内容

第１章 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6	人（MEN） 方　法（METHOD） 機　械（MACHINES） 材　料（MATERIALS） 検　査（MEASUREMENT） モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第２章 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5	方　法（METHOD） 機　械（MACHINES） 材　料（MATERIALS） 検　査（MEASUREMENT） モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第３章 3.1 3.2 3.3 3.4	機　械（MACHINES） 材　料（MATERIALS） 検　査（MEASUREMENT） モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第４章 4.1 4.2 4.3	材　料（MATERIALS） 検　査（MEASUREMENT） モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第５章 5.1 5.2	検　査（MEASUREMENT） モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第６章 6.1	モラル（MORAL） 金　　（MONEY）
第７章 7.1	その他（ANOTHER） れまでのお問い合わせ（PAST INQUIRIES）